最近のバス
「最近の鉄道の車両はつまらない」と書きましたが、
バスはもっとつまらない。
約10年前に、富士重工が鉄道・自動車製造から撤退しました。
鉄道の振り子車両の大半が富士重工製なので、これ以降北海道や四国の車両が困る事になった…のはおいといて、
バスの世界では日産ディーゼル車の架装が、西鉄系の西日本車体工業1社になったのである。
そして、日野といすゞがジェイバスとして一本化、日産Dもふそうと一元化になり、相互OEM発売となりました。
が、更にふそうの国産唯一のダブルデッカー「エアロキング」終売…連接バスのように走る区間が決まっているバスは
特別認可で走れますが、特殊なバスを除けば
西日本車体工業と日産ディーゼルの撤退により、国内ではこの2種類のバスしかいなくなってしまうのである。
1、ふそう製路線バス
2、ジェイ・バス製バス
ちなみにふそう製は現行、ジェイ・バスは前モデルで、去年から今年にかけて新モデルが入ったが、
今回はAT化やヘッドライトLED化がモデルチェンジの軸なので、素人目にはほとんど変わっていない。
ちなみに、バスのライフサイクルは、一般的には短くて5年から都市部では10年~15年、中古車と
して20年~25年なので、まだ都市部でも西日本車体工業の車もいるし、当然「まだ」先の話ではあるが。
バスの世界もつまらなくなるのは確かである。
勿論、バス会社の親会社がディーラーと言うケースも多いため、「全部同じバス」(国際興業など)も
あるし、入札制の都営バスも「今年同じ型のバス100台」というのもある。
まあ、路線も車両もつまらなくなってきている…のが実情ではないでしょうか。
<おまけ>たまたま見かけた西日本車体工業製の日産ディーゼル製バス
(関東では一番導入例があったのが京王)