介護という仕事
ここから一気に2009年末から、11年までの二年間の話に飛びます。
ていうか、二年勤めたので、話はいろいろあります。私は、樋口了一さんの「手紙~親愛なる子供たちへ」
という歌に出会い、「自分が子供の頃してもらった事を、老いた親にしてやって欲しい」という歌詞に共感し
(8分の歌をそこまで凝縮するな(:_;))
と思い、介護の道を選びました。そして、今は「『1/6の夢旅人』の樋口さん」と同じ位、
「『手紙』の樋口さん」は大きくなっています。
それはともかく、最初に資格を取りたかったので、「介護ヘルパー2級」講習に参加。参加者は20名
だった。結構、大学生からシングルマザー、もう社会をリタイヤしそうな人までいました。
(現在は最初はレベルが上がり、「介護職員初任者研修」になったかな)
で、資格取得から1ヶ月。目出度く江東区の(?)新設特養の職員になりました。
介護って「きつい」「汚い」「給料が安い」からはじまり、3Kだか5Kだか8Kだか知らないけど、
慢性人手不足と退職率が異常に高い。
介護職のメリット?平日に休めるから病院に行ける、希望休が取れるから月一回は
旅行できる、あと翌日休みだと映画のレイトショーに行ける、位かな。但し、年間休日数110日
(一般的な会社だと52週*2+祝日+年末年始で125日くらいにはなる)。
もっとびっくりしたのは、ナースさんの給料。元が安いうえに定時後、翌朝までPHS持っていて、
私のような初心者がガンガン電話する訳。寝れたもんじゃない。
「ご利用者様の体温が7度1分になったけど、どうすればいい?」とか。
で、コール手当。1000円だよ。一晩1000円。ワーカーの夜勤手当は5000円なのに。
寝れないじゃない。
そうそう、訪問介護の同行実習に行ったんだけど、訪問は、「一定の作業量以上を
してはならない」ため、作業量が計画で決まっているそう。私みたいなトロいのでも、
何でもてきぱきする人でも「一定量」だけだそうです。